手を離せ、目を離すな
2019.10.31
こんにちは、相談員の阪口です。朝は、1枚羽織ものが欲しい季節になりましたね。福山駅前の秋咲きの薔薇が、青空に映えて綺麗です。ブログ、今日は、何を書こうかな?と、頭をひねります。おかげで、普段は何気なく通り過ぎる道にも、目が行ってハッとしたり。脳トレにもなって良いかも。いくつになっても、新しい自分に出会えるのは、楽しいものです。
さて今日は、息子たちが幼かった頃、ヒントをもらった本から、今、子育て真っ最中のあなたに。
「手を離せ、目を離すな」
五年間の長い育児、ようやく卒園、もう小を学校へはいったのだから、子どもからやっと手が離れた、というお母さんの声をよく聞きます。たしかに一面ではそうも言えます。子どもは自分の身の始末を一人でつけられるようになりました。しかし一人でできるようになった、というのは手助けをしなくてもいい、ということであって、子どもへの「関心の目」をはなしていいということでははありません。
幼稚園の年長組くらいになると、よほど過保護の子どもでないかぎり、じぶんのみのまわりのことは、ひととおりできるものです。そしてこのころの子どもは、自分で自分のことはしたい、という欲求をもっています。それなのに、お母さんが、ああしなさい、こうしなさい、危ないからやめなさい、といちいち口をだし、‘‘手をかけ‘‘すぎると、やがて子どもは自発的になにもしなくなります。寝る前に手足を洗わせます。子どものすることですから、雑巾がしっかりと絞れなくて、水滴のついたまま布団へ潜り込んだりします。そういうとき、「だめだめ」といって自分で拭き直したりせず、雑巾の絞り方をよく教えてやるようにしてください。そして‘‘目‘‘ははなさないでください。
私の友人の大学教授に今でも奥さんにネクタイを結んでもらっている人がいます。これではやがて、息子のお嫁さんになる人に、女同士、申し訳が立たないと思いませんか。
「思いっきり、愛あるふれあい」を より
寝る前に手足を洗わせる。。。ということは、ありませんでしたが、ついつい忙しいと、自分でやった方が早くて、手や口を出してしまいがちです。そこをぐっとこらえて待って育てると、子どもの能力って、思いのほか高いものだと気づきます。それにね。子どもの自立のためだけでなく、助けてくれる大きな存在になってくれるんですよ。(親の自立にもつながります。親離れ、けっこう難しいんですよ)
我が家は、気長に気長に待ったおかげで、子どもたちがたくさん助けてくれました。ある時点からは、教えられることが多くなって。。。今では、息子たちのほうが、ぐっと我慢して教えてくれています。
今は、ネットで情報は、たくさん入りますが、ちょっと前を歩いているママさんと話すと、「大丈夫!うちもそうだったよ!」の言葉に安心できて、優しくなれます。そんなふれあいのある相談コーナーや、セミナーに参加してみて下さいね。
11月6日(水)のはたらこうりゅうかいでも、座談会形式で、いろんなお声がきけますよ。